きのう紹介した函館の渋谷建設さんのモデルハウスで見たもの。
太陽光発電を屋根に設置するなどしているのですが、
一方で、日射遮蔽の工夫もしておりました。
高断熱高気密になってくると、室内に取り込まれる日射熱が、
けっこうなオーバーヒートを引き起こします。
日本の伝統的家屋では、そういう対策として軒を深くするわけですが、
寒冷地の建物では、積雪や氷柱の問題もあって
軒の出を深くすることに、歴史的にわだかまりがある。
それと、やはりデザイン的に
軒の出が深くなるのも似合う場合とそうでない場合もある。
そういったことから、その両方の問題点対策として、
一般的には日除けオーニングが考えられるのですが、
施工的に簡便というわけにも行かないのが難点。
っていうような需要にめざとく発売されているのがこれ。
まぁ、会社名や商品名は伏せておきますが(笑)、
値段を聞いたら、まぁ、大体は30000円前後で流通しているようです。
普通のオーニングが、傘のように窓を覆うのに対して、
こちらはちょうどスクリーン状に窓を覆っていくのですね。
で、上の収納部分から下げてきて、窓の最下部に引っかけられる金具があり、
そこに掛けて窓面を覆うことになっている。
上部収納部分の厚みがあるので、左右に隙間が開きますが、
日射遮蔽が目的のものなのでまぁ、問題はないと思われます。
窓は引き違い窓が基本になるでしょうね。
滑り出し窓や押し出し窓では、引っかかって出し入れができない。
窓の高さによりますが、大人であれば、日常使用的には問題はない。
背の低い方はちょっと使いづらいかも知れませんね。
っていうような新商品なんだそうです。
ほとんど軒の出がない、最近のシンプルモダン系デザインの住宅には
需要があると思われ、本州地域では出回っていると言うこと。
で、性能的な部分については・・・、
というあたりで、時間的にタイムアウトで聞けませんでした(笑)。
メーカー側のHPなどで見てみようかな、と思える商品です。
でも、このように遮蔽すると、窓を開いているとき、
そのうえ網戸を掛けると、
スクリーンだらけって言うような感じがするかなぁ・・・。
どうなんでしょうか、使用感など、
いろいろ聞いてみたいなと思いますね。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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Posted on 7月 30th, 2009 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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